ライフ・アート産直畳替えへのこだわり その1

顔が見える、中身が分かる、安心安全の新しい畳替え

弊社の行っている国産減農薬い草を使った畳替えサービスについて、数回に渡って詳しく紹介してまいります。

ライフ・アートでは、2001年から畳替えのサービス事業を行っています。

第1回目は、畳屋さんでもない弊社がなぜ畳替えサービスをはじめたのか、そのきっかけをお話しします。弊社は、1978年に横浜で秋田県の伝統的工芸品「川連(かわつら)漆器を販売して創業し、それから40年以上に渡り、様々な素材を使い想いを秘めた職人達の作る国内外の素晴らしい生活雑貨を丁寧に紹介しながら販売を行っています。その弊社がなぜ畳替えというサービス事業をはじめたのか、それは価格の手ごろな輸入品の畳に押されて、いつの間にか国産のい草を使った本物の畳(素性の分かる材料を使った畳)がお客様の元に届かない現状を知ったからでした。

畳替えサービスをはじめたキッカケは、1990年(30年前)から行っている福岡県で作る国産い草を使った良質な花ござ(敷物)などの販売なのですが、い草製品も漆器やその他の伝統的工芸品と同じく、当時から安く大量に作られる輸入品が約80%を占めていました。花ござや畳表を含むい草製品における国産品の割合は残り20%ほどで、その比率はこの30年間ほぼ変わっていません。しかし、住環境の変化で畳の需要は徐々に減り続け、その結果として輸入品だけでなく国産品も減り、結果としてい草を栽培する生産者や花ござを織る生産者の数も年々減り続けています。先日の豪雨にも見舞われた九州の熊本県八代市は、国産い草栽培の95%以上を占める日本一の生産地です。しかし、その八代でも生産者の高齢化や後継者不足、助成支援によるトマト他への転作などで年々い草生産者が減り続けています。

20年前のある日のこと、花ござの原料となるい草の勉強に福岡のメーカー担当者と熊本を訪れた際、訪ねたい草生産者の口からこうこぼれたのです。「せっかくいい物を作っても、今はそれをお客様に伝えてくれる人がおらんばい、何とかお客様にとどけてくれんやろうか(こう言われたと思います、熊本の方、方言が間違っていたらごめんなさい(笑)」と。それまで10年以上国産のい草製品を販売していましたが、畳についてはそれまで考えたことも無く、その時はじめて国産の畳表が苦戦する現実を知りました。しかも、こだわって栽培する上質なものほど売れない、いや売ってくれる人がいないのだと。それを聞いて、即座に答えました。丁寧にきちんと伝えれば、伝われば国産の畳を欲しいと思う人はきっといる、消費者は畳について知らないだけだからと。弊社は創業当時関東で無名に近かった秋田県の川連漆器を人伝にコツコツと販売してきた経験があります。食べ物と同じように安心安全にこだわったこの畳表を自分たちで届けよう」と決めました。こうして、畳屋さんでもない弊社が畳替えサービスをはじめることになったのです。

先苅りを終えた成長途中のい草

ライフ・アートの産直畳替えについては、今後このお知らせでシリーズにしてお伝えしてまいります。
また、畳替えをご検討の際は、下記の「お問い合わせはこちらから」をクリックしてフォームに入力してご連絡ください。


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