有限会社ライフ・アート

よくいただく質問

漆器の取扱いを教えてください。

  1. 製品本来の用途、使用目的に添って正しくお使いください。
  2. 直火、電子レンジ、オーブン等では使用できません。塗装の剥離、変形、着火の危険があります。
  3. タワシ、みがき粉、食器洗浄機、食器乾燥機等の使用はお避け下さい。また、冷蔵庫での使用、直射日光の当たるところや乾燥の甚だしいところに置かないで下さい。色が変わったり狂うことがあります。
  4. 新しい漆器特有の匂いが気になる場合は、米のとぎ汁を使って洗い、その後ぬるま湯ですすぐと効果的です。
  5. 使用後は長く湯水に浸けておかず、ぬるま湯で洗い、柔らかい布で水をぬぐってもう一度乾いた布で拭いておくと長持ちします。
  6. 良い艶を保つためには、いきなり強く拭かずに、柔らかい布で塵を払い落としてから拭くようにしてください。
  7. 体調、体質によりごくまれに漆でかぶれる事があります。その場合は、使用を中止し皮膚科の医師に相談してください。 

汁椀は毎日使用するのに、耐久性はどうでしょうか?また、損傷した場合補修ききますか?

簡単にははげることのないよう、下地から漆を塗り重ねていますので丈夫です。ただし、耐久性に関しましては、使用頻度や取扱いによっても異なってきます。基本的に漆器は食器洗浄機、食器乾燥機、またタワシなど傷がつきやすいものを使用せずに洗っていただければ、長くお使いいただけます。

基本的にはヒビや欠け、割れたりしますと補修ができませんが、いったん物を回収させていただき、どの程度補修がききそうか、確認させていただいてからのご返答は可能です。また、漆の塗りなおしは可能です。(有償となります)いったんペーパーやすりで漆をきれいにけずり、一から塗りなおしをしていきますので、きれいに仕上がってきます。

秋田杉おひつや曲げわっぱはカビが生えてきませんか?また、お手入方法を教えてほしい。

カビの発生については、商品そのものより使用した後のケアによるものになります。カビが発生する原因のほとんどは、きれいに洗ったつもりでも食べカスなどが完全に取り除かれておらず付着したままにして放置してしまい発生してしまう場合と、保管する場所の湿気や気温が高く発生する場合と二通りがあげられます。これをふせぐには使用後、すばやくよく洗って陰干しし、よく乾燥してください。直接、直射日光が当たる場所で乾燥させると、木が変形してしまうため必ず陰干ししてください。木のそのものがもともと含んでいる水分まで乾燥させてしまうと、おひつなど木が日割れしてまわりにはめているタガがはずれてしまうためです。

また、カビではありませんが、白木のものは使用していると徐々に黒ずみが発生していきます。これはひんぱんに使用しているとみられることですが、完全に乾ききらないうちに何度も使用していると、木に汚れが付着してしまうためです。なかには黒ずみが気になる方もいらっしゃいますので、こちらの場合もよく乾燥させるのが一番です。

カビも、発生してしまってもきれいに洗ってよく乾燥させれば使用できますが、長く放置してしまったカビは、洗ってもカビの色が木に付着してしまい、色だけ残ってしまうことがあります。この場合も害はありませんが、色が付着すると気持ちが悪い、ということもあり、使用しなくなる方もいますので、なるべく発生をふせぐようお手入れをすることをおすすめします。

このように聞くとなんだか大変と思われるかもしれませんが、おひつに限らず素焼きの陶器なども同じですので、使用後のお手入れだけしっかりしておけば、非常に長く使用できるものですので、是非お試しください。秋田杉は殺菌効果もあり、虫がつきにくいといわれており、またお米の余分な水分を吸収してくれるので、ふっくら保存できますよ!また天然の秋田杉は伐採ができなくなるといわれていますので、非常に貴重なものにもなりますので、是非大切に永くご使用いただければと思います。

白木のお手入れ方法は、使用後、ぬるま湯が水で洗って、柔らかい布で拭き取るようにしてください。その後よく陰干しし、乾燥してから保管してください。電子レンジ、食器乾燥機などの使用は避けてください。また、エアコンの暖房が直接当たる場所や、ドライヤーももちろん使用しないほうがいいと思われます。過度の熱は木の変形、変色のもとになります。

い草商品の取扱いを教えてください。

  1. い草製品は乾いたタオル等で軽くふいてから使用してください。
  2. い草は一般農産物と同じように使用状況によっては、カビや虫が付くことがあります。カビの発生はそのほとんどがご使用になる部屋の湿気の多さによります。梅雨時など湿気の多い季節は、ドアや窓を開けてよく換気をして部屋を乾燥させるようにしてください。また、万が一虫が付いた場合は、多少日焼けしますが、直射日光に当てて表裏共によく干した後、掃除機をかけるとよいでしょう。
  3. 収納する時は、陰干しをして乾燥させた後ほこりを落とし、新聞紙など通気性のよいもので包み、冷暗所に保管してください。但し、湿気の多い所ではカビが発生しますのでご注意ください。
  4. 変色が早くなりますので直射日光を防ぎ、暖房などによる乾燥しすぎにご注意ください。